ニホンアマガエルについて

Saturday, August 26, 2006

ニホンアマガエルの生息場所

成体は春になると、水田や止水域に集まる。
オスの鳴嚢はメスと区別しやすい。鳴き声を手がかりにメスが現れると、オスはメスの背中に抱きいて抱接する。

状態で水面を泳ぎ、逆立ちしながら産卵・放精をおこなう。受
精卵はヒキガエル類の卵ほどのかたまりには水面を漂い、茎などにからみつく。
受精卵は急速に水温などにもよるが2~3日ほどでふ化する。

ふ化した幼生は褐色で、外鰓(がいさい)をもっているが、やがて鰓は体内におさまり、「オタマジャクシ」の形になる。
ニホンアマガエルのオタマジャクシは全身が褐色で、うすいまだら模様があるので、全身が黒いヒキガエル類などと区別できる。

オタマジャクシの小さな口にはヤスリのような歯が死骸や藻類などを、削りとるように食べる。
ゆっくりとオタマジャクシからカエルの姿へ変態する。
つけ根に後足が形成され、同時に体内で前足も形成されてゆく。

後足が大きくなると、えら穴から前足が出て、尾がゆく。
褐色だった体色がうすくなり、背中が黄緑色へ変わる。

鳴き声について

鳴き声は「ゲッゲッゲッゲッ…」「クワックワックワッ…」という表現をされる。
鳴くのはオスで、オスののどには「鳴嚢(めいのう)」という袋があり、声帯で出した声を鳴嚢で共鳴させて大声を生みだしている。
水田にはたくさんのカエルの声がこだまし、場所によっては集団で大合唱になることもある。

鳴き声は、オスがメスに存在を知らせるためのもので、「広告音(こうこくおん)」とよばれる。
カエルは夜に鳴くが、ニホンアマガエルは「雨蛙」の和名のとおり、雨が降りそうになると昼間でも鳴くのが特徴である。
鳴き声は「雨鳴き(あまなき)」「レインコール(Raincall)」などとよばれ、繁殖期の広告音と区別される。

ニホンアマガエルの特徴

鼻筋から目、耳にかけて褐色の太い帯が通っている。
前足に4本、後足に5本の指があり、すべての指先に丸い吸盤がある。
この吸盤で枝から枝へ飛び移ったり、垂直面に張りつくこともできる。保護色として知られている。
変異がおこり、体色が青や黄色の個体がみられることもある。

カエルは水辺にすむイメージが強いが、ニホンアマガエルは樹上での生活に適応していて、水辺の植物の上や森林などに生息する。

食性は肉食性で、クモ類を捕食する。
捕食するときは短い舌で獲物を押さえつけ、瞬間には口で獲物をくわえる。獲物は眼球をひっこめ、眼球の裏側で口の中の獲物をのどの奥に押しこんで呑みこむ。

夜には人家の窓や自動販売機の照明前にも現れ、明かりに集まる昆虫を捕食する姿が見られる。
天敵はサギ、アカショウビンなどの鳥、ヤマカガシやヒバカリなどのヘビ、イタチやタヌキなどの哺乳類。
トノサマガエルなどの大型のカエル、タガメやタイコウチ、ゲンゴロウなどの水生昆虫も敵となる。

モリアオガエルとは、横に褐色の帯があること、特に、目から鼻にかけて褐色の帯がでること、体色ではが出ることなどで区別できる。

ニホンアマガエルとは

ニホンアマガエル(日本雨蛙・学名Hyla japonica)は、両生綱・カエル目(無尾目)・アマガエル科に分類されるカエルの一種。
島、中国東部まで広く分布し、鳴き声は知られている。水田・用水路の減少から、その数が急激に減少している。